今月の花:「ハイビスカス」と「ヒマワリ」
不安定な天気や気温の変化に惑わされる7月。自然に左右されがちな月でもありますが、そんな時こそ植物に癒されてみませんか。
今回は「ハイビスカス」と「ヒマワリ」の花言葉を紹介していきます。
「ハイビスカス」の楽しみ方
夏らしさを楽しめてなおかつ華やかなハイビスカスですが、実は奥が深い植物でもあります。今回は、ハイビスカスの品種を少し紹介していきます。
ハイビスカスといえば大きく鮮やかな色の花をイメージされることが多いと思います。実はハイビスカスにはいくつか品種があり、大輪〜小輪のタイプまで様々あるのです。代表する品種は主に「ハワイアン」「オールド」「コーラル」と3つあります。
ハワイアン系は、大きな花姿が特徴で日照時間や温度、養分などによって色の変化が見られます。温度が高くなると色が薄くなり低くなると濃く出る傾向があります。また、土の条件でも大きく変化してきます。少し手がかかっても変化を楽しみたい方におすすめの品種です。葉は丸みがあり暑さには弱いです。
次にオールド系は、比較的耐性があり初心者の方も育てやすい品種です。花は小さめで花色の変化は少ないですが、花付きがとてもよく全体的に丈夫です。最初にチャレンジされる際にぴったりの品種です。葉がギザギザしていて、湿気に気をつけることで暑さにはおおよそ耐えられます。
最後にコーラル系は、小さな花をたくさん咲かせる品種で垂れるように花が付くので趣があります。葉も小さくギザギザとしていて全体的に自由で可愛らしい印象です。暑さには強いですが寒さには弱めです。
どの品種も、暑い日が続くとどうしても花付きが悪くなるのでそこだけ注意が必要です。
「ヒマワリ」の楽しみ方
夏になると、色んな場所で見る機会の増えるヒマワリ。今回は、そんなヒマワリをより長く楽しんでいただける方法を紹介します。ヒマワリといえばオレンジや黄色の大きな花姿を想像されると思いますが、最近はブラウンや赤の品種など多様なヒマワリが出てきています。そんなたくさんの品種があるヒマワリですが、どんなヒマワリにも共通してある選ぶポイントがあります。
まず1つ目に、花びらと葉にハリがあり茎に変色が見られないものです。花びらや葉は分かりやすいのですが、茎の変色は見落としがちです。茎を触ってみて柔らかくなってしまっているところがないか、茶色くなっているところはないかなど確認してみましょう。
2つ目は、花の中心部分ができるだけ詰まっているものを探すことです。ヒマワリの真ん中にある、管状花という部分はつぼみのようなものです。ここがまだ固めで詰まっているものは、必然的に持ちが良くなってきますのでそんなところも観察して選んでみてください。