今月の花:「ケイトウ」と「キンモクセイ」
長い夏が明け、やっとやってきた秋。
今回は、そんな秋を迎えるのにピッタリのお花「ケイトウ」と「キンモクセイ」の花言葉を紹介していきます。
「キンモクセイ」の楽しみ方
秋の街角を彩る花、キンモクセイ。その小さな花から放たれる甘い香りは、誰もが懐かしいと感じる香りでしょう。キンモクセイは切花で出回ることはありませんが、街路樹や家先などさまざまなところで楽しめて、尚且つ香りが残りやすいので身近な花の1つですね。
そんなキンモクセイですが、ご自宅でどうしても楽しみたいと考えることもあるでしょう。しかし、キンモクセイの切花はほとんど見かけませんのでご自宅で楽しむ際にはなかなか難易度が高いです。
お庭にキンモクセイの木があるお宅は、小枝を少し切って花瓶に活けるのもいいでしょう。その際にはお水はたっぷり浸けてあげてください。キンモクセイは花がポロポロと落ちやすいので花落ちしても平気な場所に飾りましょう。キンモクセイの優しい香りをお部屋で楽しめる、贅沢な方法ですね。
花として楽しむことができなくても、ポプリや香りものなどで本物さながらの香りを感じられるので気軽にキンモクセイを生活に取り入れることができますね。
「ケイトウ」の楽しみ方
秋になると、色とりどりの花色や花姿で私たちを楽しませてくれるケイトウ。そんなケイトウですが実はたくさんの種類があるのです。ドライフラワーになりやすい種類や生花として楽しみやすいもの、今回はそれぞれ紹介していきます。
まず、おおまかにケイトウには4つの咲き方があります。
1つ目はトサカケイトウ。このタイプは生花で最もよく見るタイプで、花房が波状になっているものです。カラーバリエーションが豊富で、鮮やかな色も多いのが特徴です。
2つ目はクルメケイトウ。こちらは、ぱっと見はトサカケイトに似ているのですがよく見ると花房の厚みや丸みが全然違います。全体的に丸みがあって、可愛らしい印象が特徴の品種です。
3つ目はヤリケイトウ。こちらは、ドライフラワーとして見る機会が多い品種です。スプレータイプや小ぶりな花姿から、アレンジやブーケのポイントとしても使いやすいです。細めにつく品種なのでドライにすることが簡単です。
4つ目は房ケイトウ。こちらは、ヤリケイトウをぽっちゃりさせた感じの花姿で可愛らしい見た目が特徴です。ふわふわの形から羽毛ケイトウとも呼ばれます。
このように、同じケイトウでもたくさんの種類がありそれぞれに楽しみ方があります。今年の秋は、お気に入りのケイトウを見つけて楽しんでみてください。